梅雨明けはまだか

 「君はさ、もう少し自信持ってもいいと思うんだよね」

 いつも仕事ぶりを見ているけど私が不安に思うところはないし、根拠の無い自信でいいのだから胸張ってやってみなよとその人は言っていた。

 

 

 最近、日毎自尊心がすり減っていてなんだかすごく良くないな、無気力になりつつあるなというのを強く感じていて、それは職場での日々と、地下生活で良くない流れが続いたせいだと思っている。あと梅雨の曇天がとどめになっている感も強い。元々メンタルは弱いのだが、それにしたってここまで落ちたのは本当に珍しかった。

 

 どんな小さいことでも自分に自信が無くなると何をしていいのかわからなくなる。やること全部間違っているような気がして身動きが取れなくなる。僕に声をかけてくれた職場の人は、自分は小さいミスは多いけどいつも根拠の無い自信があるから平気なんだと胸を張って笑っていた。

 

 自信について根拠のあるなしはわりとどうでもいいことである。それさえあれば強いのだ。常に前を向ける力のある人が僕は羨ましく思うが、しかしいつも冷静に振り返れば自分自身も人より優れたものを持つ自覚があると気づく。最近スランプ気味に陥って自分を忘れていたし、今日だって別にいいことなどなかったが、ふいに、ようやくその感覚を取り戻してきたので今は何となく気分が高揚している。基本的にネガティブな気持ちをSNSやら公の場で発しないように心がけているのだが、今日はそこから立ち直りつつありますよ、というポジ方向の日記として書いておく。