八年越しのマクロ

今日は夕方に秋葉原へ行ってお買い物をした。ずっと前から欲しかったレンズ、ようやく買う気になったのである。お目当てのレンズはカメラコーナーに入って10秒で見つけられたので、すぐに店員さんを呼んで「ニッコールの40mmを・・・」とかカッコいい台詞を告げて在庫を出してもらった。

 

写真を始めてもう8年目に入ったというのに、今まで単焦点レンズを持っていなかった。買う余裕はあったのだけれど、他に優先するほどでもなかったのでなんとなく先延ばしにしてここまで来たのだが、先日からニコンがレンズとカメラを買うともれなくカメラバッグをくれるキャンペーンを始めたのでここぞ!!という流れで購入を決めた。

 

写真は、機材の善し悪しはさして関係ない。しかしレンズは幅広く持っていた方が撮れるものが増えて良い。最初は同じニッコールの35mm f/1.8Gを考えていたのだが、ズームと超広角は既に持っているし、似た焦点距離なら少しだけ開放が暗くても(それでもf/2.8G)マクロがカバー出来て、手頃で写りも良いと評判だったのでこちらを選んだ。ずっと前から欲しかったマクロレンズをようやく買えて、しばらくレンズ欲は起こらないだろうし、これ一本で色々撮ってみようかなと思う。新しいボディも近日中にお迎えする予定である。

 

ひとり部屋でレンズを触りつつ、実家に住んでいたころ、寝ている犬の横で寝そべりながら「この間抜け面をマクロで撮れたら楽しいだろうな」と何度も考えていたのを思い出して会いたくなった。もう今年で7歳を迎えたのだが、元々身体が弱い奴で、生きているうちに僕が会える機会など数えるほどしか無いかもしれなくて、改めてそれを考えるとすごく寂しい。いつか実家に帰る時間ができたら、心ゆくまであの間抜け面を撮りまくってやろうと思っている。それまではどうか元気で走り回っていて欲しい。