良い傘
先日新しい傘を買った。今度は透明なビニールの傘じゃなくて、黒いナイロン傘。
ビニール傘は大抵すぐ壊れたり置き忘れたり、出先で降られて買い足したりするので数ヶ月持てば良い方だった。でも去年買った傘は、珍しく壊れず失くさずもう1年半付き合ってしまった。なにせ元々長く使われるものでもないから、晩年は表面が劣化してパッサパサだし骨からビニールが剥がれちゃってる部分もあったりとずいぶんみすぼらしかった。さすがにこの歳でボロッボロの傘を使っているのも恥ずかしくて、そろそろ良い傘を買おう!とタイミングを計っていた折、外で降られた勢いで買ったのだ。ビニールじゃない傘を持ったのは15年以上ぶりかも。小学三年生の頃に水色のグラスファイバー骨の傘を持っていたのは覚えているのだが。
ビニール傘よりまし、といっても千円ちょっとのコンビニ傘なので正直大差ないかもしれないが、使い心地は思ったより良くて楽しい。
まずジャンプ式なんだけど平らなボタンが柄についてて、一見ジャンプ式っぽくない。さらに押すとフワッと開く。ビニール傘みたいにッッッバン!!!ってならないから品が良い。
ちょっと考えたんだけど頭悪そうな説明しか出来なかった。
あともうひとつ良いところがあって、雨粒の当たる音が耳に心地良いのが気に入っている。ビニールはパチパチ、ナイロンはポチポチという感じだ。雨の日はイヤホンを外して歩くくらい雨粒の当たる音が好きなので、これは大事なところ。
傘買うと雨が降らないジンクスは偉大だ。買って何日かしか経ってないけれど、梅雨のくせに全く降らない。しかも降ってるときは外に出る用が無い。晴れ男だから仕方ない。今外は少し雨の音がしていて、このまま朝方にかけて結構な量が降るそうだ。いよいよ出番か!と思うけれど仕事に行くころには止んでそうだ。まぁ降ったら降ったで傘持ち歩くの面倒だし、止んでるほうがいいのだろう。